私たちの物語
かつて、小さなお店が商店街の中心でした。その時代に、けいこはフランスのエレガンスと時代を超えたファッションへの愛情に突き動かされ、けいこ&花の扉を開きました。最初は一つの夢に過ぎなかったものが、お客様が服を買いに来るだけでなく、大切にされ、助けられ、温かく迎えられると感じられる場所へと変わっていきました。
いつもけいこの傍らには花がいました。穏やかな存在、まさにマスコットのようで、お店をこれほど特別にしていた同じ落ち着きと温もりで皆を迎えていました。二人はお店の心を形成していました。細部へのこだわりを持つけいこと、控えめな存在感の花。
しかし、世界は変わりました。大型チェーンとファストファッションが台頭し、小さな独立したお店が生き残ることはますます難しくなりました。けいこは情熱と忍耐をもって長年戦い続けましたが、今こそ手放す時が来ました。
けいこは引退し、年を重ねた愛しい花は、二人がまだ共に分かち合える全ての注目、安らぎ、そして愛情を受けるに値します。日々のお店の運営プレッシャーなく、これからの時間を楽しみたいのです。
だからこそ、けいこ&花はまもなく扉を閉めます。弱さからではなく、賢明さから。恨みからではなく、感謝から。現在お店にある最後のコレクションは、単なるセール以上のものです。それはお別れです。一つひとつの商品はいつもと同じ丁寧さで選ばれ、二人の物語の欠片を宿しています。
長年にわたってお店に足を運び、言葉を交わし、笑顔をもたらし、または自信を高める一着を購入してくださった全ての方々へ:ありがとうございました。皆様は二人の歩みの一部であり、皆様のご支援がこの小さな日本の夢をこれほど長く続かせてくれました。
けいこ&花は、温かさに満ちた心と、少しの哀愁と、これまでの全てへの深い感謝をもってお別れを告げます。